Inomata Koichiro’s diary

Inomatakoichiroという選手歴もない「ただの人」が「プロコーチ」になるまでに、大切にしてきた事を中心に綴ります。もちろん最新の情報や三菱養和情報も綴ります。

ケガとの付き合い方

みなさんこんにちは。ケガというものはサッカーにはつきものです。

ケガとどう向き合うか、どうとらえたら良いか、というものを考えたいと思います。

ケガとは傷害という表現もできます。

 

傷害には大きく分けて2つに分類することができます。

 

障害と外傷です。

障害とは簡単にいうと、「使いすぎ」です。

外傷とは「一度の大きな外力で起こるもの」です。

この2つを合わせて「傷害」と呼んでいます。

 

加えて成長期にはオスグット(膝の痛み)や、踵骨骨端炎(かかとの痛み)などがあります。

 

基本的に何かの痛みや異常があった場合は、病院にかかり、相談する事をおすすめします。

そしておそらく多くのお医者さんが言われるのが、「休みましょう。」という事だと思います。

コーチとしてもお勧めするのは「休みましょう」です。

これは、「RICE処置」という基本対応があり、これに則った対応です。

どんな怪我にも適応されます。

R→rest 休養

I→ice 冷却

C→compression 圧迫

E→elevation 挙上

病院にかかるような痛みがある場合は必ずこの処置が必要となります。

 

そして、休養という選手が最も嫌う処置は、苦痛ともいえますし、モチベーションの低下につながります。

しかし大切なことは、怪我を治すこと。

そして良い状態でトレーニングを積み重ねることです。

そのための第一歩が休むことです。

 

休んだら遅れてしまう、というような事があるかもしれませんが、追いつくための第一歩が休む事なんです。

 

そういった余裕がおとな側になければ子どもはケガを蓄積し、外傷が障害に移行してしまうことすらあります。

やりすぎはダメです。

 

こういった事、しっかり理解していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

成長する瞬間とは

成長とは何か、という定義からスタートしなければならないかもしれませんが、成長とは良き方向に伸展する事、と定義した上で、「良き」とは何かというものは人によって違いがある、主観の要素が大きいのでこれも定義づけが難しい。

ここまで来るとややこしいのでこれ以上は進まないこととします汗

本題ですが成長とは緩やかに変わることもあれば、劇的に変わることもある。

そんな中で、子どもの近くにいるおとなとしては、成長するタイミングを見逃してはならないなということです。

「逆にいえば成長できないタイミングに与えてはいけない。」

ということでもあると思います。

少年サッカーの最近を観察していると、んーっと思ってしまう事が多くあります。

子どもにとって様々な事を受け入れられる、吸収できる、必要としているタイミングで手を差し伸べる、そんな余裕のある、おとなでいたいなと思います。

 

 

選考会を振り返って想う

みなさんこんばんは。

今日は選考会(セレクション)がありました。

 

今年一番の寒さ(今年1番かはわかりませんが、多分最近で1番寒かったの意)の中、2回目の選考会となりました。

 

ちなみに1回目はわたしは流行病だったため、参加できていませんので、私としては初めてプレーを見させていただく日となりました。

 

みなさん自分らしいプレーは出せたでしょうか。

緊張してプレー出来なかったということもあったのではないでしょうか。

 

今日いいプレーができなかったとしても安心してください。普段のスクールでの取り組みがコーチたちは評価していますからね!

 

ということで冷静に今日を振り返ってみます。

今回の選考会は例年に比べ多くの選手が参加してくれました。関心の高さが伺えます。

ありがたいことです。

様々なチームがある中で弊クラブを選んでいただき感謝しております。

 

さてここで疑問が湧きます。

今の親御さんは、いや選手は何でチームを選んでいるのでしょうか。

グラウンドですか?チームのレベルですか?指導ですか?活動頻度ですか?

最近在籍しているリーグをみてチームを選んでいるという事を聞いたりします。

 

そりゃ強いチームでって思うかもしれませんが、どういう頻度で活動しているのかって確認できているのでしょうか。

こいう言ったチームは例外なく朝から晩までサッカー漬けです。

遊ぶ時間、家族で過ごす時間なんてほとんどありません。

サッカー少年は遊ぶ時間をなくして全てをサッカーに注がなければならないのでしょうか。

そんなはずはありません。

そう言った子に限って、目が死んでいます。見ればわかります。

上手くいかないことが多く、暗くなっているのとは訳が違います。

いいプレーがあっても目が死んでしまっているのです。

 

そんな子になってしまっていいのでしょうか。

本当に怖い。

 

そんな子が最近多くなっている事を危惧しています。

この状況を加速させてしまっているのは、間違いなく「おとな」です。

指導者であり、保護者です。

 

指導者はまずサッカー大好きですからサッカーしている時間、サッカーに携わる時間が長いと幸せを感じてしまう方が多いことも影響しています。

 

保護者も、サッカー漬けの子どもを見てどこか安心しているのかもしれません。

やり込めば、やり込んだだけプレーは良くなりますよ。

でもそこまでして今のうちに大切にしなければならないことを捨ててまで、サッカーやらせますか?

こういった子は考える力が低い傾向があります。

日々を「与えられている」からです。

受け身の傾向があり、多くの判断は保護者がして、与えられたことを遂行する。

彼らは同時に自信がありません。

自分で考える決定して、成功する経験がないからです。

 

みなさんのお子さんは大丈夫でしょうか。

こういった機会にぜひいろんな事を考えてみてください。

 

皆さんは選手の将来に触れている

アンディ・ロクスブルグ(UEFAテクニカルダイレクター)