子どもはどんな時に楽しいと感じるのか。
楽しいの前提にあるものは何なのか。
そんなことを考えていいます。
要素として「安心」と「安全」という考えがあります。
どちらも揃っているれば、「楽しい」につながるということはわかっています。
しかし、「安心」と「安全」どちらか一つが欠けると絶対に「楽しい」に繋がらないな、と思うのですが、どちらだと思いますか?
私は、「安心」だと思います。
もちろん年代や、状況によると言われればそうなのですが、幼い子どもにとっては「安心」が大切なのだと思います。
つい最近これを実感したことがありました。
暑さが増し、我が家は近くにある区営の温水プールに行きました。
ここは子どもたちが大好きな流れるプールがあります。
子どもは3年生になりますが、浮き輪もつけずに流れに身を任せてスイスイと流れながら泳いで行きます。下の子はまだ5歳ということもあり、浮き輪をつけて私がついている状態です。
そんな時、上の子(3年生)は私たちを見失ってしまいました。
1人で泳いで十分に楽しめるし、溺れることはありません。何なら私からは目視できる位置でした。
しかし、上の子は「不安」な表情を見せて私たちを探しています。しばらく見失っている状態が続くと表情が徐々に曇っていくのがよく見えました。
この時私は、“やっぱり「安心」は大事だな“と思いましたね。
逆に言えば「不安」を取り除くことさえできれば何事も「楽しい」に近づけることもできる!
そう思いました。
もちろん「安全」も大切な観点ですが、子どもはそもそもそれ自体を安全かそうでないかを判断することはなかなか難しかったりもします。
それよりも「安心」が大切なのです。
この人なら「安心」できる!そう思ってもらえるような人でありたい!
そう最近は思っています。