Inomata Koichiro’s diary

Inomatakoichiroという選手歴もない「ただの人」が「プロコーチ」になるまでに、大切にしてきた事を中心に綴ります。もちろん最新の情報や三菱養和情報も綴ります。

サッカーコーチとして思う事。

第二子が夏に生まれ、

ますます頑張らなくちゃと思っています。

 

先日中学生から、

夏休みの宿題で働いて居る人の

インタビュー的な課題が出ていて、

猪俣コーチに聞きたいんですけど、

とオファーがありました。

 

「事務所通してくれないとなぁ」と

ジョークを挟みつつ、

インタビューを受けました。

 

どうしてその職業についたか?

何が楽しい?

辛い事は何?

 

一通りの事は、そつなく答えられたと思います。

 

一日の流れは?

朝6時に起きて(正確には起こされて)

保育園に子どもを連れて行き、

午前事務仕事、

午後はスクールとチーム指導、

夜10時に出て家に着くのが

11時過ぎで寝るのは1時くらいかな。

 

目標は?(日々の)

健康に子どもを家に返す事。

 

とまあそんな具合いに回答しました。

 

悩みは?

んー、家族との時間が少ないってことかな。

 

あー、中学生に夢のない話をしてしまいました。

 

先日、アンデルレヒトという

ベルギー🇧🇪のクラブチームに

研修で行っていた方から

お話を聞く機会がありました。

週末は家族と過ごす時間が十分に

あるようです。

 

先日行ったマレーシアのクラブでは、

スタッフの家族が泊まる部屋も

用意されていました。

 

日本。。。

日本ではそんな状況はまずないですね。

 

日本でのサッカーコーチの週末は、

一日中グラウンド。家族無視。

 

多くのコーチはそのような現状を

当たり前のように、そして、

好きなことだから、、、と

必死に頑張っているのだと思います。

 

なぜこうなってしまうのか、

一つに

 

グラウンドがない。

 

これは大きい理由です。

活動を確保するためには、

様々なところへ出向いて、

こっちの学年をやったら

次はこっち。

 

一日グラウンド取れたから、、、。

なんてことしょっちゅうですね!

そんな暮らしは決して長続きしません。

 

なぜかって?

頑張っても、

稼ぎが少ないから。

 

多くのコーチが今このような状況で

サッカーの世界から離れていきます。

 

もちろん稼げるような工夫は

必要かもしれませんが、

絶対的に稼げない大きな理由は

 

スポーツの価値が低いから。

 

最近ではスポーツの価値を

下げるような人もメディアで

大きく取り上げられています。

 

東京オリンピックにより

日本では子どもたが大きな夢を抱き、

スポーツの素晴らしさや、

多くの感動を体験することに

なるでしょう。

 

しかし、この後どうそれらの

熱が次世代に続いて行くのかが

大切な事です。

 

いっときの流行りではなく、

長く続いて行くスポーツ文化に

出来るかが、今スポーツに

携わる多くの大人に

委ねられているのです。

 

だから子どもの前に立つ人として

子どもの手本になれているか、

子どもの大人像として、自分がそれに値するか。

 

ちょっと大きなことを

言ってしまいましたが、

自分が出来るところから

頑張りたいと思います。

 

youtu.be