おはようございます。今日も寒いですね。ヒートテックという近代の技術に頼ってこの寒さを乗り越えたいと思います。
サッカーコーチという職業はあまり感謝されることがありません。みんな当たり前だと思ってるし、コーチ自身は感謝されることよりも、『与える愛』にやりがいを感じているから、日常の中では『感謝』という言葉に無縁のような感じますし、あまり必要とも感じていないのです。
サッカーコーチに限らず、どのような職業やどのような職場でも一緒かもしれません。今日お客様が来てくれることに感謝することや、今日従業員が無事に職場に着くことを深く感謝できる人は少ないのではないかとも思います。
もちろん卒団式のような、送り出す時には「感謝」されるのですが、日常では無縁だし、それはお互い様というか、子どもがグラウンドに来てくれることに感謝する気持ちも日常では薄れてしまう時もある。そのような時にならないとお互いの存在を意識出来ないからかもしれません。
『与える愛』とは壮大な感じで、なんともおこがましいのですが、『やってて良かったな』と『嬉しいなあ』と思えるのは、相手(子ども〜おとな)が笑顔になった瞬間に出会えた時には、本当にうれしくなってしまいます。
なんとも言えない幸福感が訪れます。これは、どんな職業よりもこの瞬間が多いのではないでしょうか。だってゴールが生まれたらみんな喜ぶでしょ?
結局この幸福感って中毒性があると思うんです。だから、やめられない!
やめられない、止まらないカルビ…やめておきます 笑
スクールでミニゲーム大会を行ないました。スクール生は本当にスクールでしかサッカーをしていない子から、街のクラブに所属しながら平日に技術を高めるために来る子など技術レベルは様々です。
彼は、そうですね。所属するチームでも中心ではなくチームを支えるタイプでしょうか、エースではないけど、頑張って守るよ!といったタイプだと思います。
ミニゲーム大会終了。私は使っていたマーカーを一枚ずつ集めます。
彼はゴールの片付けみんなで行った後、自分のボールも拾わずに一目散に、私の元へ駆け寄ってきました。そのスピードといったら、私が衝突されるんじゃないかと思ってマーカーを拾うのをやめたくらいです。
「コーチ!今日、俺2点取ったんだよ!たまたま、うん、本当にたまたまなんだけどさ!」とマシンガントーク。
「たまたまなんだけど、キーパーからロングキックを前でもらって、たまたまなんだけどこうやって足をだしたら、(ボールを)止められて、キーパーが出てたから、ふわって、こういう感じで(手で放物線を描く)キーパーが届かないようにゴール取れたんだよ!たまたまなんだけどさあ!」
「謙虚と喜びの間で」というブログタイトルにすべきだったかもしれません。笑
マシンガントークは続き、
「もう1点は、ごっつぁんゴールなんだけどね!」
これ死語じゃなかったんだ 笑
サッカーコーチをやっていて良かった、こういう場所を提供できてうれしいです。