Inomata Koichiro’s diary

Inomatakoichiroという選手歴もない「ただの人」が「プロコーチ」になるまでに、大切にしてきた事を中心に綴ります。もちろん最新の情報や三菱養和情報も綴ります。

結果を想う前に

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結果(ケッカ)とは

ある物事・行為から生じた状態(になること)

とあります。 

一般的な言葉の解釈はこちらでしょう。

 

しかし「結果」という単語に、このような読み方・意味があることを

ご存知の方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

 

結果(カクナワ)

「かくのあわ」が転じてカクナワ

香菓(カク)の泡(アワ)」。泡とは泡緒(紐の名前)。

つまり、これは昔のお菓子のことで、小麦粉を紐上に長くし、

曲がりくねった形の油で揚げたお菓子のことです。

 

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そして、この言葉の意味は

(捻れていることから)

 

心があれこれと乱れること。

 

とあります。

 

結果(ケッカ)というものは、心が乱れることなのです。

だから結果を想うことも心が乱れるのです。

 

それが自分のことではなく、我が子のことであれば尚更でしょう。

自分のことのように心配でたまらなく感じてしまうのではないでしょうか。

 

だから私は結果に対しては、心を乱している選手に対してはこのように伝えます。

 

まず大切なのは結果よりも過程に集中すること。

結果はどう過ごしてきたかが、目に見える形で現れること。

だから結果は後、過程を大切にしよう。

 

大切にしていくことは、

昨日よりも今日成長できたか。

ベストを尽くせているか。

悪い結果の時に言い訳となるようなことを全て排除できているか。

ということ。

 

そして、結果に対してどう捉えるか。

結果というのは、

精一杯行ってきたことが結果として現れるということ。

※良い結果も悪い結果も含めて。

結果とは思い通りにはならないこともあるということ。

 

最後に一番大切なこと。

結果がどうであれ、

未来の自分が「あの時あの結果が出て良かった」と

思えるように日々を過ごしていくことが大切。

 

と伝えるようにしています。

 

結果ばかり気にしていてはつまらない。

成長は喜び。一生懸命楽しみ、過ごした先に、

どのような結果も受け入れられる子どもであって欲しいと

思います。

 

そしてみんなが幸せに未来を過ごしていることを願います。