Inomata Koichiro’s diary

Inomatakoichiroという選手歴もない「ただの人」が「プロコーチ」になるまでに、大切にしてきた事を中心に綴ります。もちろん最新の情報や三菱養和情報も綴ります。

加熱するジュニアサッカーに想うこと

近年のジュニアサッカーの過熱ぶりに少しだけ立ち止まって振り返る必要があるかなと最近思っています。
私がサッカーコーチとしてこの仕事に着いたのは2006年4月のことでした。

この頃を振り返ると・・・
2006年といえば、イナバウワーが流行語、オシム日本代表監督就任、ハンカチ王子ケータイ小説なんかが流行った年でもあります。


あっという間に、十数年が経ち、走ってきたな〜と振り返ることができます。この頃は今と違ってジュニアサッカーの環境も全く今とは違いました。

 

今でこそ定着した8人制ですが、11人制で普通にプレーしていましたしリーグ戦なんてものはありませんでした。夏に全日本少年サッカー大会があり、東京でいえば冬にかけてさわやか杯という東京都大会があると言った感じでした。

サッカーチームも増えましたし、サッカースクールもサッカーに関わるメディアも増えました。スマートフォンの普及により今は様々な情報を、得やすいタイミングで手に入れることができます。

今、情報の受け手である大人たちは、さまざまな情報を手にして、すごく迷いながら、そして不安な気持ちを抱えつつ、子どもたちを様々なサッカースクールやサッカーチームに通わせているんじゃないかなと思っています。

最近こんなツイートが流れてきました。

 

サッカーの課金ゲーム。
課金ゲームっていう表現はなんかあまり好きではないですよ。
この表現の対象としている人たちは、そもそもそんなつもりないですし、一生懸命なだけだと思います。そう信じています。
だから、そういう人たち(子どもにたくさんお金をかけている保護者の方々)には正しい情報を得てほしいと思っています。これから示す研究をご覧いただければと思います。

アメリカの論文ユタ州立大学の研究者トラヴィスドルチェ氏は親が子どものスポーツにお金をかけることで子どもたちの楽しみにどのような影響与えるかを調査しています。

多くの保護者は子どもたちに良い環境を与えよう大好きなサッカーをプレイしてもらおうと考えるために、たくさんのお金を子どもたちに投資しているわけです。

お金をたくさんかけると保護者は子どもに対して多くのリターンを求めるようになってきます。

このような関係性を調べたのがこの研究です。

この研究の結論を要約すると、
「世帯収入に占めるスポーツの支出割合が高くなるほど、子どもが、より重圧を感じる傾向にある」
ということです。

長くサッカーコーチをしているとこのような保護者に幾度となく出会っている気がしませんか?


投資というのはお金もそうですけど、時間も含まれると思うんですね。
すごく期待が大き過ぎたりすると子どもはスポーツを純粋に楽しめなくなってしまうんです。私自身とても勉強になった研究でしたのでご紹介いたしました。

私はサッカースクールでコーチをしていますが、ここ数年で平日全部サッカーやってます!っていう方によくお会いします。そういう方に出逢ったら、「うちやめたらどうですか?」って言っちゃっています。「絶対よくないですよ!」って。
「こころも体も疲れちゃいますし・・・」と。こんな話をしているとリアクションは 2通りで「そうですか・・・、確かにそうですね・・・」となる方と、「子どもが好きなことをたくさんやらせてあげたいんです」っていう方がいます。

自由な遊びの中ではいいと思うんですけど、それは子どものためでは・・・。
こういうことがここ数年本当に増えてきていると思いますので、立ち止まってこう言ったことを含めて考えていきたいと思います。

論より証拠ということで今回はこのような研究をご紹介してみました。
この情報が良い!と思った方はシェアしてくださいね!

今回ご紹介した研究の原文をご覧になりたい方はこちら 
Travis Dorsch(https://scholar.google.com/citations?user=TvDlb4AAAAAJ&hl=en
引用数も多い論文でした。

この研究に辿り着いたのは以下の本です。
ご興味ある方はどうぞ。

《なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか》

なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのかーー米国発スポーツペアレンティングのすすめ

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スポーツと保護者がどのように関わるか、そんなことのヒントになると思います。

サッカーのちからで未来をあかるく!
猪俣がお届けしました!

良い本見つけたのでご紹介

みなさんは普段、本を読みますか?
正直子どもの頃は活字を読むのが
本当に苦手で、あまり本を
読みませんでした。

 

おとなになってから、本というものが
とっても面白いということがわかって、
読むようになったわけですが、
今回はその本について
書いていきたいとおもいます。

 

私がよく読む本は
学問としての本だったり
データがしっかりと記してある本を
好んで読みます。
なぜかといえば、学問やデータは
汎用性があるというか
多くの人に当てはまる
「モデル」が
表現されていることが多いからです。

多くの子どもたちと
接する仕事をしている性質上、
傾向と対策ではないですが、
この「モデル」というものに

一定の価値を感じているわけです。

もちろん、
こういったものは
時代が変わったり、
新しい事実も出てくるので
常にインプットを
繰り返していかなければなりませんし、
「モデル」はあくまでも
「モデル」であって、
例外や個人差、個別性を
大切にしなければならないのは

変わりませんから、
頼りすぎてはいけませんし、
目の前の子どもたちに
しっかりとした知識を持って
向き合わなけれなとも
思っているわけです。

 

少し話が長くなりましたが、
そんな私があまり好まない類のものは、
個人が「ただただ」
体験を語っているような本です。

なぜこれを好まないのかといえば、
その人の体験でしかないと
感じてしまうからです。

大抵、これらの類は自分にとって「へ〜」
という感情で終わってしまうものが多く、
自分に活かすことが難しかったり、
持ち帰りづらい内容なことが多いんです。


有名人のファンが、有名人の自叙伝を買う
というのはファンだからいいんですけど、
ちょっと学びには遠い気がしています。

 

はい、ここまで言っておいて、
今回良い本と言って紹介するのは、
完全な体験談的な内容の本です。

 

「こころのパス」
という本なのですが、この本は
中村憲剛さん、佐藤寿人さん、今野泰幸さんの
3名で書かれている本です。

こころのパス

内容を伝えてしまうとネタバレ感が
出てしまうので控えますが、
この本を読んでの感想は、

 

①スター選手も子どもだったんだな。
②多くの子どもに当てはまる!
③コーチにも良い本だ!

そんなことでした。
これだけでは伝わらないと思うので、
怒られること覚悟で
私がいいなと思った一部をご紹介します。

 

今野さんが札幌でキャリアを
スタートさせた頃の話。
プロの世界を実感し
悩み苦しんでいた時に
悩みを乗り越える方法について

 

『 そんなぼくを
    すくってくれたのが
 ぼくがもっている
 “なやみを打ち明ける力” と
    “人の話を聞く力” だった。』

 

という部分です。

子どもにも、大人にも
本当にためになる言葉ですよね!

 

こんな素晴らしい言葉が
たくさん詰まっています。

この本はお子様にも良いと思います。
というかお子様向けですね!

すべての漢字にふりがなが、
しっかりとふってあります。

わたしはこの本をAmazon
ポチって、1時間で読破しました。

とっても読みやすい本ですので、
お時間ある方はぜひ読んでみてください!

またみなさんのおすすめ本など
ありましたらぜひ教えてください!

読書の秋

たくさん本にふれたいと思います。

こころのパス サッカーで折れないメンタルをつくる21のヒント

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