Inomata Koichiro’s diary

Inomatakoichiroという選手歴もない「ただの人」が「プロコーチ」になるまでに、大切にしてきた事を中心に綴ります。もちろん最新の情報や三菱養和情報も綴ります。

子どもをどういう軸でみるか

みなさん、 こんにちは。

携わっている子どもたち(選手たち)を皆さんはどのような軸で見ているでしょうか。

今回はわたしはこんな感じで子どもを見ていますという事をお伝えできればと思います。

 

軸に関して例を出すと、試合をするときにメンバーをみなさんならどうやって決めているのでしょうか。

上手な選手を順番に並べて8人・11人を選びますか?

それともポジションごとの特性を考えて選びますか?

はたまた対戦相手のレベルによって選びますか?

 

試合の時でも子どもを見る軸に関してはたくさんあります。

 

子どもへの「評価」ということであれば、学校では通知表という誰もが通ってきたものもあります。

この通知表はかつて相対評価だったものが、いつの日か絶対評価に代わったと聞いたことがあります。

相対評価とは全体(グループ)の中でその子がどれくらいの位置にいるのかを示した評価。

絶対評価は、教科ごとに定められた達成目標をどれくらいできているか、といった評価です。

 

では、ことスポーツにおいて、わたしはどのような軸≒評価を重要視しているかといえば、どちらでもないわけです。

わたしが子どもをどのような軸で見ているかといえば、成長軸です。

過去と今がどうか、未来をどうしようとしているかです。

 

そこに相対的な考えや、絶対的な指標は用いません。

その子がどのようなことが過去に比べてできるようになったのか、未来にどうなりたいとがんばっているのか。

そのような事を見ているわけです。

上手くいかなかったことに対してどう行動を変えたか、心が動いているかということです。

例えば、右利きの子が左足でボールが上手く蹴ることができなかった子が居たとして、その子がちょっと蹴ることができるようになった。というのは絶対評価ともいえますが、成長評価だということです。さらにいえば未来どうなりたいかという観点で見るわけですから、その子は未来どういうふうに成長しようとしているかを見ることが大切なわけです。

上手く説明出来ていえるかは分かりませんが伝わったとして、進みます。

 

では指導者として成長軸を見るために必要なことは、何か。

それは、『今』をしっかり観ておくことです。

『今』を見ていて、時間が経てばそれが『過去』になり、『今』と比べることができるようになります。

『今』どのように行動しているか、行動の裏にある『心(気持ち)』を感じ取らなければなりません。

『心』を扱うということはとても難しいことです。

でも行動には全て理由があります。

その行動の裏側にある『心』を扱うことはとても大切なことだと思うのです。

 

わたしが出来ているか、それは出来ていないと思います。

先日もわたしは失敗してしまいました。

でも失敗したということがわかるということも大切です。

『心』を見ていなければ失敗も気づかないからです。

 

大切なことは適切なコミュニケーションをとり、心を通わすことにあると思います。

子どもを大切に思っていることはどの指導者にも共通していることだと思いますが、想いが強すぎて失敗してしまうこともあるでしょう。

でも『心』をしっかりと見続けましょう。

これは1人でよりも複数人で見ていく必要があります。

情報は多い方がいいわけです。もちろんこの情報源には保護者も含まれます。

保護者も子どもの成長を助けてくれる1人の協力者です。

 

上手く伝わったでしょうか。

子どもをどういう軸でみるか、

わたしは成長軸を見ています。

『今』の『心』を見て、成長を導けるコーチでありたいと思います。

みなさんもちょっと試してください!

一緒に成長を導けるコーチを目指しましょう!